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マンションで石材の変色が発生?管理会社が早めに依頼すべき理由

マンションの共用部や外構などに使われている石材が、気づいたらシミのように変色していたという経験はないでしょうか。特に大理石や御影石などの自然石は見た目の美しさが魅力ですが、素材の特性や設置環境によって変色しやすい面もあります。

こうした石材の変色を見つけたとき、管理会社として「どのタイミングで対応すべきか」「何を基準に依頼先を選べばよいか」と迷うこともあるかもしれません。放置することで状況が悪化し、補修費が高額になるケースもあります。

この記事では、石材が変色する原因や放置によるリスク、管理会社が早めに専門業者へ依頼すべき理由について、具体的に解説します。建物の資産価値や管理の信頼性を守るためにも、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

マンションの石材に変色が発生する原因とは

マンションのエントランスや外壁などに使われる石材は、年月とともに色が変わって見えることがあります。こうした変色にはいくつかの原因があり、見た目だけでなく、構造的な劣化や長期的なメンテナンスコストにも影響を及ぼす可能性があります。ここでは、管理現場でよく見られる3つの主な変色原因について見ていきましょう。

 

白華現象による変色

白華現象(エフロレッセンス)は、セメントやモルタルを使用した施工部分に起こる白い粉状の析出物です。石材や目地の表面に現れやすく、主に水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムといった可溶性塩類が水に溶けて移動し、空気中の炭酸ガスと反応して結晶化することで発生します。特に冬季の乾燥しやすい時期に目立つことが多く、建物の美観を損なう原因となります。

 

濡れ色現象がもたらす見た目の変化

白華現象の前段階として現れるのが濡れ色現象です。これは、石材の表面に水分がしみ込み、乾きにくい状態が続くことで、濃い色に変わったように見える現象です。セメント中の塩類が石材内部に留まり、乾燥が進まずゲル化することが原因です。見た目は水に濡れたような状態が続きますが、実際には内部で変質が進んでおり、長期間放置すると白華現象へと移行する可能性があります。

 

鉄分の酸化による黄変

大理石や一部の御影石には、微量ながら鉄分が含まれていることがあります。これらの石材が湿気を含むことで鉄分が酸化し、黄ばみや茶色いシミとなって現れるのが黄変です。特に、湿気の多い場所や通気性の悪い設置環境では進行しやすく、通常の洗浄では除去できないことが多いため、専門的な対応が求められます。

 

 

変色を放置することで起こる管理上のリスク

石材の変色は、単なる見た目の問題と捉えられがちですが、放置することで管理上さまざまなリスクを招く可能性があります。美観の低下にとどまらず、経済的な損失や住民対応の負担増にもつながるため、早い段階での対応が重要です。ここでは、管理会社が把握しておくべき主なリスクを3つに分けて紹介します。

 

美観の低下による資産価値への影響

マンションのエントランスや共有部分の石材は、建物全体の第一印象に関わる重要な要素です。変色やシミが目立つと、建物の印象が悪くなり、将来的な資産価値や入居希望者への訴求力が下がる可能性があります。特に販売予定の物件や分譲マンションでは、共用部の美観が物件価値に直結するため注意が必要です。

 

修繕コストの増大

変色の原因を放置すると、時間の経過とともに内部にまで汚れや劣化が進行します。その結果、軽度の洗浄や保護処理だけでは対応できず、研磨作業や補修を伴う大規模な施工が必要になることもあります。早期であれば比較的簡易な処置で済む場合でも、放置により工事規模や費用が膨らむケースが多いため、予防的な対応が有効です。

 

住民や利用者からの問い合わせ対応が増える可能性

見た目の変化に対して、住民や利用者から「汚れている」「古く見える」といった声が寄せられることもあります。特に分譲マンションや賃貸住宅では、共用部の管理状態が住民の満足度や物件評価に影響を与えやすく、管理会社への問い合わせやクレームが増える要因になりかねません。信頼性を保つためにも、早めの確認と対応が求められます。

 

 

早期対応が有効な理由

石材の変色が見つかった際に、早めの対処を行うかどうかで、その後の対応内容や費用に大きな差が出てきます。見た目の改善だけでなく、原因物質の除去や再発防止を含めた管理をスムーズに進めるためにも、初期段階での対応が重要です。ここでは、早期対応によって得られる具体的なメリットを紹介します。

 

原因物質の進行を抑えやすくなる

石材の変色は、時間が経つほど内部へ浸透したり、化学反応が進んだりして除去が困難になります。特に白華現象や濡れ色現象は、石材内部に水分や塩類がとどまることで繰り返し発生します。早い段階で処置を行えば、まだ浅い汚れや反応にとどまっているため、研磨や洗浄による改善が見込めます。

 

小規模な施工で済む可能性が高まる

変色が広がる前に対応できれば、限られた範囲の処理で問題を解消できる場合があります。たとえば、局所的な黄変や軽度の濡れ色現象であれば、対象部分のみの研磨やシミ抜きだけで済むこともあります。これにより、全体を施工する必要がなくなり、費用や作業期間を抑えることにもつながります。

 

再発防止策を組み合わせやすい

変色の発生が軽度なうちに対応することで、保護処理や吸水防止の対策も施しやすくなります。たとえば、AD-コートのような吸水防止剤を早めに施工すれば、内部の塩類移動を抑えることができ、白華現象や濡れ色現象の再発を防ぐ効果が期待できます。早期に原因と向き合うことで、メンテナンス全体の計画も立てやすくなります。

 

 

管理会社が依頼を検討すべきタイミング

石材の変色が確認されたとき、いつ専門業者へ依頼すべきかを見極めることは、管理会社にとって重要な判断ポイントです。適切なタイミングで対応することで、問題の拡大を防ぎ、長期的なメンテナンス負担を軽減できます。ここでは、依頼を検討するうえで意識したい具体的なタイミングを紹介します。

 

季節の変わり目や梅雨時期前後

白華現象や濡れ色現象は、湿度や気温の変化に影響されやすく、特に冬季や梅雨の時期には発生しやすくなります。たとえば、梅雨明けのタイミングでシミが濃くなったり、乾燥する冬に白い粉が目立ち始めることがあります。こうした季節変動の直後は、状況の変化を確認する良い機会でもあるため、点検や依頼を検討しやすい時期といえます。

 

入居者や清掃スタッフからの指摘があったとき

日常的に共用部を使用する入居者や、定期清掃を行うスタッフから、変色やシミに関する指摘があった場合には、放置せずに早めに確認を行うことが大切です。目に見えて変化が生じている場合は、すでに石材内部にまで原因が及んでいる可能性があり、初動が遅れると修復が難しくなるケースもあります。

 

築年数に応じた定期点検の一環として

マンションの築年数が10年、15年と経過してくると、石材の表面に微細な劣化や変色が見られるようになります。見た目に大きな異常がなくても、定期点検の中で状態をチェックし、必要に応じて専門業者への相談を行うことが、トラブル予防につながります。特に高級石材を使用している物件では、早めの対応が管理品質を保つ鍵となります。

 

 

施工依頼時に確認しておきたいポイント

石材の変色対策を専門業者へ依頼する際には、事前に確認しておきたい点がいくつかあります。施工内容や使用する資材の特性を理解することで、仕上がりや効果に対する納得感が高まり、管理会社としても安心して任せることができます。ここでは、依頼時にチェックしておきたい3つのポイントを取り上げます。

 

研磨の方法と使用機材の確認

研磨作業にはさまざまな方法がありますが、石材を傷めないためには、適切な機材と工程を用いた作業が重要です。たとえば、ダイヤモンドパットをポリッシャーに装填し、水を使用しながら研磨する方法は、表面を丁寧に磨き上げつつ、石材のダメージを最小限に抑える工法です。この場合、発生した汚水はバキュームクリーナーで吸引・回収されるため、周囲を汚す心配も少なくなります。

 

保護コーティングや吸水防止処理の有無

研磨や洗浄によって石材がきれいになっても、再発を防ぐためには適切な保護処理が欠かせません。AD-コートのような浸透性吸水防止剤を使えば、石材内部への水の浸入を抑えると同時に、透湿性を保ちながら内部の水分をゆっくり蒸散させることができます。こうした処理が施されているかどうかは、長期的な効果に直結するため、依頼前に必ず確認しておきたい項目です。

 

実績や施工後のサポート体制

専門業者を選ぶ際には、これまでの施工実績や対応事例を確認することも重要です。特に、過去に同様の変色事例を解決した経験があるかどうかは、信頼性を判断するひとつの目安になります。また、施工後に変色が再発した際の対応や、定期的な点検の有無など、アフターサポートがしっかりしているかどうかも確認しておくと安心です。

 

 

株式会社ライフワークが提供する石材メンテナンスとは

石材の変色や劣化に対応するには、表面的な対処だけでなく、素材の特性や施工背景に応じた適切な方法が求められます。株式会社ライフワークでは、30年にわたり石材に特化したメンテナンスを行ってきた経験をもとに、建物に合った施工を行っています。ここでは、具体的な対応内容や特徴的なサービスをご紹介します。

 

写真での状態確認による迅速な判断

ご相談をいただいた際には、現地調査に加えて、写真による初期診断も行っています。これは、対応までの時間や費用を抑える目的もあり、変色の状態がある程度判断可能な場合には、写真だけで施工方法を提案することも可能です。もちろん、現地確認が必要と判断されれば、実際に訪問して丁寧な調査を行います。

 

従来工法による安全な研磨作業

大理石などの石材は、素材に適した方法で処理することが大切です。当社では、薬品で無理に艶を出す方法ではなく、ダイヤモンドパットをポリッシャーに装填し、水を使用しながら研磨します。発生した汚水はバキュームクリーナーで吸引し、確実に回収。石材への負担を最小限に抑えながら、本来の美しさを引き出すことができます。

 

ADコートによる再発防止対策

変色の再発を防ぐために重要なのが、施工後の保護処理です。当社では、白華現象や濡れ色現象の原因となる水分の移動を抑えるため、浸透性吸水防止剤「ADコート」を使用しています。ADコートは、雨水や清掃時の水の供給を減少させると同時に、透湿性を保つため、内部の水分を徐々に乾燥させる効果があります。これにより、石材内部での塩類の移動を防ぎ、変色の発生を抑制できます。

 

 

まとめ

マンションの共用部や外構に使われる石材は、時間の経過とともに変色やシミが生じることがあります。特に白華現象や濡れ色現象、鉄分の酸化による黄変は見た目の印象に大きく影響し、放置することで資産価値や管理評価の低下を招くおそれがあります。

こうした石材の変色は、早期に対処することで最小限の施工で改善できるケースが多く、再発防止策も施しやすくなります。変色の兆候が見られた場合や、入居者・清掃スタッフからの指摘があった場合は、早めに専門業者へ相談することが、長期的な維持管理の観点からも有効です。

株式会社ライフワークでは、写真による迅速な状態確認や、従来工法による丁寧な研磨作業、さらにADコートによる再発防止まで一貫した対応を行っています。30年にわたる石材メンテナンスの経験をもとに、建物ごとの状態に合わせた施工を心がけています。大切な建物の美観と価値を保つために、石材の変色に気づいたら、まずはご相談ください。

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気づかないうちに劣化?マンション外壁の濡れ色現象と防止策

マンションの外壁に、雨が降ったわけでもないのに濡れて見える箇所があると、不安に感じたことはありませんか。これは「濡れ色現象」と呼ばれるもので、石材やコンクリートの内部に水分が残留し、シミのように見える現象です。気づいたときにはすでに目立っていた、というケースも少なくありません。

特に石材を多用した外壁では、素材の性質や施工方法によって発生しやすくなることがあります。見た目だけでなく、内部に水分が滞留している状態が長く続くと、将来的な劣化や白華現象など、別のトラブルへ発展するリスクも考えられます。

この記事では、濡れ色現象がどのようにして起こるのか、どんな建物で発生しやすいのか、そしてその予防や対策方法について、分かりやすく解説していきます。外壁のシミが気になっている方や、マンションの管理を任されている方は、ぜひ参考にしてください。

 

マンション外壁に濡れ色が現れる原因とは

マンションの外壁にできる濡れたようなシミは、単なる水濡れではなく、石材内部に起きている化学的な現象によって引き起こされている場合があります。見た目には気づきにくい初期段階から進行していることもあり、定期的な点検と理解が重要です。

 

セメント中の成分が関係する化学反応

濡れ色現象は、外壁に使用されている石材や目地材に含まれるセメントが深く関係しています。セメント中には水酸化カルシウムや水酸化ナトリウムなどの可溶性塩類が含まれており、これらが雨水などの水分に溶けて石材内部を移動します。その過程で水分が徐々に乾燥すると、石材内部でゲル化した状態となり、濡れたような色味を帯びるのが濡れ色現象です。

 

雨水などの水分が引き金となる仕組み

主なきっかけとなるのは、降雨や湿度の高い環境によって石材が吸収する水分です。石材自体が吸水性を持っている場合、表面だけでなく内部まで水分が浸透することがあります。この水分がセメント由来の化学物質と反応し、表面に出てこないまま内部に滞留すると、結果として濡れ色のような状態を形成します。

 

白華現象との違いについて

濡れ色現象と似た現象に、白華現象(エフロレッセンス)があります。白華現象は、同じく水に溶けた可溶性塩類が外壁表面にまで移動し、乾燥とともに白い結晶として析出するものです。一方、濡れ色現象はそれが表面に出てくる前の段階で止まり、内部に留まったまま見た目が変色する点が大きな違いです。

このように、濡れ色現象は外壁に用いる素材や環境要因、そして施工時の処理によって起こる複合的な問題です。根本的な仕組みを知っておくことで、適切な予防策を講じやすくなります。

 

濡れ色現象が引き起こす見た目と構造への影響

濡れ色現象は、外壁の美観だけでなく、建物の維持管理においても無視できない問題です。一見すると表面の色ムラに見えるものの、内部に水分が残る状態が続くことで、さまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。

 

外観の印象を損なう要因に

まず目に見える変化として挙げられるのが、石材表面の色ムラやシミです。濡れたような暗い色が部分的に浮かび上がることで、外壁全体の仕上がりにムラが生じ、施工直後の美しさが損なわれます。特に高級感を求めて選ばれた石材では、意図しない変色が建物全体の印象を下げる要因になりかねません。

 

経年劣化や劣化箇所の見逃しに繋がるリスク

濡れ色が常に存在していると、他の劣化サインやトラブルの発見が遅れるリスクもあります。たとえば、クラックや錆、シール材の汚染などが同時に発生していても、変色に紛れて見落とされてしまうことがあります。その結果、対応の遅れが構造材の劣化を進行させる可能性があります。

 

構造への影響と放置による悪化の可能性

濡れ色現象が示す「石材内部への水分滞留」は、放置すると石材そのものの強度低下につながるおそれもあります。吸水と乾燥を繰り返すことで素材が脆くなったり、凍害などの二次的な劣化を招くことも考えられます。また、含水状態が長引けば、後に白華現象や黄変、カビ・苔の発生といったさらなる問題へと発展する可能性もあります。

このように、濡れ色現象は見た目だけでなく、管理や維持、そして建物の長寿命化にも関係する重要なサインです。定期的な確認と早めの対応が、長期的な建物の保全につながります。

 

濡れ色が発生しやすいマンションの条件

濡れ色現象は、どの建物でも起こり得るものではありますが、発生しやすい条件がいくつかあります。使用している石材の種類や施工方法、さらには建物が置かれている環境によって、現象の起こりやすさが大きく左右されます。

 

使用される石材や施工法の影響

濡れ色現象は、吸水性の高い石材ほど起こりやすくなります。特に天然石は見た目に高級感がある反面、水分を内部に引き込みやすい性質があります。また、セメント系の接着材や目地材を使用している場合、そこから可溶性塩類が溶け出し、石材の内部に滞留することで濡れ色を形成しやすくなります。

さらに、施工時の処理が不十分だった場合や、初期の吸水防止対策が行われていないと、水分の浸入を許しやすくなります。石材そのものの選定と施工時の対応が、濡れ色発生のリスクに直結します。

 

気候や立地による環境要因

建物が建っている地域の気候や立地条件も、濡れ色現象の発生に影響します。たとえば、降雨量の多い地域や湿度の高いエリアでは、石材が水分にさらされる頻度が多くなります。また、日当たりの悪い北面や風通しの悪い場所では乾燥しにくく、水分が石材内部に残留しやすいため、濡れ色が出やすくなります。

 

目地材や防水層の劣化が関係することも

築年数が経過しているマンションでは、外壁の目地材や防水層が劣化しているケースも多く見られます。これらが機能を十分に果たしていないと、雨水が内部に侵入しやすくなり、濡れ色現象の発生を助長することになります。また、メンテナンスが不十分な場合、劣化箇所の特定が遅れ、知らないうちに現象が進行してしまうこともあります。

このように、濡れ色現象は石材そのものの性質だけでなく、施工法や維持管理、そして周囲の環境といった複数の条件が重なって発生します。これらの要素を把握し、適切な対策をとることが、未然防止への第一歩となります。

 

発生した濡れ色現象の確認方法

濡れ色現象は、外壁の一部がうっすらと暗く見えるなど、軽微な変化から始まることが多いため、初期段階では見逃されがちです。しかし、早期に気づき対処することで、建物の美観や機能を守ることにつながります。ここでは、確認のポイントや判断の目安を紹介します。

 

視覚的な見分け方と注意点

最も一般的な確認方法は、目視によるチェックです。晴れた日にもかかわらず、石材の一部だけが濡れて見える、または色が濃く見える場合は、濡れ色現象が起きている可能性があります。特に石材の継ぎ目や目地周辺、地面から1メートル以内の範囲に現れやすい傾向があります。

ただし、単なる水の乾き残りや汚れと見間違えることもあるため、継続的な観察が重要です。数日〜数週間経っても色の濃さが変わらない場合は、内部に水分が滞留している状態が疑われます。

 

放置してはいけないシミの見極め

濡れ色と似た変化には、カビ・苔の発生や鉄分による錆シミなどもあります。これらと見分けがつきにくい場合には、石材表面の触感や質感の変化も判断材料になります。ざらつきやべたつきがあれば、他の要因による変色の可能性があり、単なる濡れ色とは異なる対処が求められます。

また、濡れ色が広範囲にわたっている、日当たりの良い箇所にまで現れているといったケースは、すでに内部に多くの水分が滞留しているサインかもしれません。長期放置による劣化進行を避けるためにも、早めの対処が望まれます。

 

専門業者に依頼すべきケース

濡れ色が何度も同じ場所に現れる、または範囲が徐々に広がっている場合には、専門業者への相談を検討するタイミングです。外壁の吸水検査や素材に応じた確認作業を行うことで、より正確に原因を突き止めることができます。

また、専門業者であれば、濡れ色の背後にある白華現象や防水層の劣化など、複合的なトラブルについても総合的な視点で確認・対応することが可能です。見た目だけで判断せず、素材の状態まで含めて把握することが、確実な改善につながります。

 

マンション外壁の濡れ色現象を防ぐ方法

濡れ色現象は一度発生すると、完全に除去するのが難しいこともあります。そのため、日頃からの予防策が重要です。外壁の素材や環境に合わせて適切な対処を行うことで、濡れ色の発生リスクを大きく軽減できます。

 

吸水防止剤の活用と施工タイミング

もっとも効果的な予防手段の一つが、石材表面に吸水防止剤を施工することです。吸水防止剤には、石材内部に水分が浸透するのを防ぎ、濡れ色や白華現象の発生を抑える働きがあります。

とくに新築や大規模改修のタイミングで施工することで、素材がまだ傷んでいない状態から保護を始められ、効果が持続しやすくなります。すでに濡れ色が発生している場合でも、事前の洗浄と乾燥処理を行ったうえで施工することで、再発防止につながります。

 

通気性を保つ施工の重要性

石材や外壁が常に乾燥しやすい状態を保つことも、濡れ色の予防には欠かせません。防水性だけでなく「透湿性」を持つ塗布材や施工方法を選ぶことで、内部に入り込んだ水分を自然と外へ逃がしやすくなります。

通気層の設計や、水が溜まりやすい構造の見直しも有効です。水分が滞留しにくい構造にしておくことで、たとえ雨や湿気の影響を受けても、石材内部に水分が留まる時間を短縮できます。

 

定期点検と早期対応の大切さ

施工後も定期的な点検を行い、異変がないかを確認しておくことが大切です。特に、外壁の色むらや目地材の劣化が見られた場合には、早めの対応が予防に直結します。

また、定期点検によって濡れ色以外の現象(白華、苔、錆など)にも気づきやすくなり、総合的なメンテナンスにつながります。管理会社や所有者が継続的に状態をチェックし、必要に応じて専門業者に相談することで、外壁の健全な状態を長く保つことができます。

 

濡れ色現象対策における株式会社ライフワークの対応

濡れ色現象のように、目に見える変化があっても原因の特定が難しい問題に対しては、素材や構造を深く理解したうえでの専門的な対応が求められます。石材メンテナンスを専門に30年取り組んできた株式会社ライフワークでは、長年の経験と実績に基づき、的確な対処を行っています。

 

AD-コートによる濡れ色現象と白華現象の抑制

ライフワークが推奨する「AD-コート」は、濡れ色や白華現象の主な原因である水分の移動を抑える吸水防止剤です。塗布することで、雨水や洗い水といった外部からの水の供給を極端に減らすだけでなく、石材内部の水分を徐々に蒸散させる効果もあります。

このAD-コートは透湿性を持ち、石材本来の呼吸を妨げずに保護することができるのが特徴です。濡れ色現象の初期段階でも、施工することで進行を抑え、長期的に外壁の見た目と品質を保つ助けとなります。

 

石材の特性を活かした丁寧なメンテナンス

ライフワークでは、石材の種類や施工環境に応じて、洗浄・乾燥・防止剤施工といった工程を一つひとつ丁寧に行います。たとえば、研磨が必要な場合は「ダイヤモンドパットをポリッシャーに装填し、水を使用しながら研磨します。汚水はバキュームクリーナーで吸引し回収します」といった作業工程を用い、素材へのダメージを抑えながら仕上げます。

また、シミ抜きや欠損部の補修といった石材全体のメンテナンスも対応可能で、濡れ色以外の症状にも総合的に対応しています。

 

写真による調査対応と現地確認の使い分け

コストを抑えつつ的確な対応を行うため、ライフワークではまず写真による確認を基本としています。現地調査を行う前に、外壁の写真を送ってもらうことで、症状の傾向や必要な対応を把握できるため、効率よく判断が可能です。

もちろん、症状が複雑な場合や判断が難しいケースでは現地調査も実施し、より正確な状況把握に努めています。必要に応じて柔軟に対応する姿勢も、安心して任せられる理由の一つです。

 

まとめ

マンションの外壁に現れる濡れ色現象は、見た目の問題だけでなく、建材内部に水分が滞留していることを示すサインでもあります。特に吸水性の高い石材やセメント系の目地を使用している建物では、雨水や湿気の影響でこの現象が発生しやすくなります。

濡れ色現象は、白華現象や黄変、錆、苔など別のトラブルの前兆となることもあり、放置することで建物の劣化が進行するリスクもあります。日頃の目視点検や状態の把握が、建物を長持ちさせるための第一歩となります。

対策としては、吸水防止剤の塗布や通気性の確保、そして定期的なメンテナンスが重要です。株式会社ライフワークでは、AD-コートを用いた施工や石材の状態に合わせた洗浄・補修を通じて、濡れ色現象の予防と改善に取り組んでいます。写真での事前確認や現地調査にも柔軟に対応し、現場の状況に応じた最適な対応を行っています。

マンションの外壁に濡れたような色ムラが見られる場合は、早めの確認と専門的な対処が建物全体の健全性を守ることにつながります。石材のトラブルでお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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美しさを守るには?石材表面の保護に必要なこと

石材を使った建物や外構は、自然素材ならではの質感や重厚感が魅力です。しかし、長年にわたってその美しさを保つためには、表面の適切な保護が欠かせません。屋外では風雨や紫外線、屋内でも湿気や汚れの付着など、石材は常にさまざまな環境要因にさらされています。

とくに大理石や御影石などの天然石は、美しい反面、吸水性や酸化、経年による変化が起きやすいという特性もあります。そのため、見た目を損なう白華現象やシミ、艶の低下といったトラブルが発生することも少なくありません。

本記事では、そうした石材の劣化を防ぎ、長期間にわたって本来の風合いを保つために必要な「表面保護」の考え方と対策について、具体的な事例や技術も交えながらわかりやすく解説していきます。建物の維持管理に携わる方や、石材を用いた施工を検討されている方にとって、日常のケアや選定時の判断に役立つ情報をまとめました。

 

 

石材の美観を保つために表面保護が重要な理由

自然石は、空間に重厚感や高級感をもたらす素材として広く使われています。一方で、経年や環境の影響を受けやすく、放置すれば見た目の劣化につながるリスクがあります。こうした背景から、石材表面の保護は見た目を維持するうえで重要な役割を担います。

 

外的環境によるダメージとは

石材は屋外・屋内を問わず設置されることが多いため、常にさまざまな外的要因にさらされています。雨水の浸透、気温差による膨張と収縮、紫外線、排気ガス、さらには人の歩行による摩耗など、表面の劣化を招く原因は多岐にわたります。とくに吸水性のある石材では、水分を介した変質が起こりやすく、白華現象や濡れ色現象といった見た目のトラブルを引き起こすことがあります。

 

経年劣化による見た目の変化

時間の経過とともに、石材の表面は少しずつ艶が失われ、くすみが目立つようになります。また、シミや黄変、サビなどが蓄積すると、清掃だけでは元の状態に戻せなくなることもあります。特に大理石などは、化学的にも物理的にも繊細な素材のため、保護処理を行っておかないと美観を保つのが難しくなります。

 

石材の種類によって異なる劣化リスク

御影石や大理石、砂岩、ライムストーンなど、石材にはさまざまな種類があり、それぞれに吸水性や耐久性、化学反応のしやすさといった特徴があります。たとえば、大理石は酸性の薬品や水分に弱く、黄変やシミが発生しやすい傾向があります。反対に御影石は比較的耐久性が高いものの、表面に微細な傷がつくと汚れが入り込みやすくなることがあります。このように、素材に応じた保護対策を取ることが、長期的な美観維持に直結します。

 

 

石材表面に現れる代表的な劣化現象

石材は自然素材ならではの風合いや色合いが魅力ですが、時間とともに劣化が進むと見た目に明らかな変化が表れます。とくに外部からの水分や内部成分の影響によって起こる変化には注意が必要です。ここでは、現場でよく見られる代表的な劣化現象を取り上げ、それぞれの特徴や発生のしくみについて説明します。

 

白華現象(エフロレッセンス)とは

白華現象とは、石材の目地や表面に白い粉状の結晶が現れる現象です。これは、セメント中の水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムなどの塩類が、雨水や洗浄水などに溶け出し、表面に移動して空気中の炭酸ガスと反応し、乾燥することで結晶化することで起こります。主に冬季など空気が乾燥しやすい季節に発生しやすく、一度出始めると継続的に現れることがあるため、早めの対策が求められます。

 

濡れ色現象が起きる仕組み

濡れ色現象は、白華現象の前段階として見られるケースが多く、石材表面に水をかけたようなシミ状の変色が起こる現象です。これは、セメントのアルカリ成分が雨水に溶けて移動し、石材内部で乾燥・ゲル化することによって起こります。石材の色によっては非常に目立つため、美観を損ねる原因になります。また、見た目だけでなく、内部に水分が残りやすくなる点でも注意が必要です。

 

シミや黄変、サビなどの汚れ

石材表面にはさまざまなタイプの汚れが発生します。たとえば、湿気や雨水と石材に含まれる鉄分が反応すると黄変やサビが生じることがあります。これはとくに大理石などに多く見られる現象です。また、鳥のフンや落ち葉、油分などの有機物が付着して放置されるとシミとなり、通常の清掃では取り除けなくなることもあります。さらに、シーリング材から染み出した成分が石材に移って跡を残すケースもあるため、使用資材の選定も重要です。

 

 

石材表面を守るために行うべき基本対策

石材は、美しさと耐久性を兼ね備えた素材ですが、何もしないままでは劣化を防ぐことはできません。特に建物の外装や床面など、使用頻度が高い場所では、日常的なケアや環境への配慮が重要です。ここでは、石材表面を長く美しく保つために欠かせない基本的な対策について整理します。

 

定期的な清掃と乾燥の徹底

もっとも基本的な対策は、定期的な清掃です。ほこりや雨水の汚れを放置すると、石材の表面に細かい粒子が溜まり、微細な傷やシミの原因になります。特に水分が残った状態は、カビやコケの発生を招き、劣化を早めてしまうため、掃除のあとはしっかりと乾燥させることが大切です。湿気の多い場所では、風通しを良くすることも有効です。

 

水の侵入を防ぐための構造的配慮

石材の劣化を引き起こす最大の原因のひとつが「水分の浸透」です。特に目地や小さなひび割れ部分から水が入り込むと、内部で化学反応を起こし、白華現象や濡れ色現象を引き起こします。こうしたリスクを減らすには、施工時に目地の仕上げや排水勾配を正しく設計することが重要です。加えて、防水層の施工や吸水防止剤の使用など、設計段階からの配慮が効果的です。

 

早期発見と対応の重要性

どんなに丁寧に管理していても、石材の表面に変化が出ることはあります。初期段階であれば、簡単な清掃や部分的な処置で改善できるケースも多いため、日常の点検は欠かせません。色ムラや艶の低下、表面のざらつきなど、わずかな変化でも早めに確認し、必要に応じて専門業者に相談することが、長期的な美観維持につながります。

 

 

石材保護に効果的なコーティング材の選び方

石材表面の保護には、清掃や点検といった日常的な管理に加えて、専用の保護剤による処理が有効です。特に吸水防止や変色の予防を目的としたコーティング材は、美観を維持するうえで重要な役割を果たします。ただし、石材の種類や設置環境によって、適した保護剤は異なります。ここでは、選定の際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

 

吸水防止剤とその特徴

吸水防止剤は、石材内部への水分の浸透を抑えるための材料で、表面に塗布して使います。水分の侵入を減らすことで、白華現象や濡れ色現象、サビやシミの発生を抑えることができます。代表的な製品としては、AD-コートのように塩類を含む水分の移動を妨げるタイプがあり、施工後も石材の見た目を大きく変えずに保護効果を発揮します。

 

透湿性を保つコーティングの必要性

保護剤の中には、石材の表面を完全に密閉するタイプもありますが、内部に水分が残っている場合、逆に劣化を促進する恐れがあります。そのため、石材の保護には「透湿性」があるコーティング剤を選ぶことが重要です。透湿性とは、石材内部の湿気が蒸散できる性質のことで、これにより内部の水分を外へ逃がしながら、外からの水は遮断するというバランスのとれた保護が可能になります。

 

施工前に確認すべきポイント

コーティング材を選ぶ際には、施工する石材の種類や設置場所、既存の汚れや劣化の状態などをあらかじめ確認しておくことが大切です。また、保護剤の中には、施工後の艶感や色味に影響を与えるものもあるため、事前に小さな範囲で試してみるのも良い方法です。外壁や床面など使用環境によって求められる耐久性が異なるため、長期的な視点での選定が求められます。

 

 

研磨による石材表面の再生と保護

長年使用された石材は、表面がくすんだり艶を失ったりすることがあります。そうした場合に有効なのが「研磨」による再生です。石材本来の光沢を取り戻すとともに、表面をなめらかに整えることで、汚れの再付着を防ぎ、美観の維持にもつながります。この工程は、単なる清掃ではなく、素材に合わせた専門的な技術が求められます。

 

ダイヤモンドパットを使った研磨とは

石材研磨では、ダイヤモンドパットを使用し、物理的に表面を削ることで艶を出します。株式会社ライフワークでは、薬品で溶かす方法ではなく、ダイヤモンドパットをポリッシャーに装填し、水を使用しながら研磨します。汚水はバキュームクリーナーで吸引し回収します。この方法は、石材に過度な負担をかけず、自然な艶を取り戻すことができるのが特長です。

 

艶出しと保護を同時に実現する方法

研磨によって得られる艶は、一時的なものではなく、石材そのものが持つ光沢を活かしたものです。これにより、人工的な光沢とは異なる自然な仕上がりとなり、上質感が保たれます。研磨後には、吸水防止剤や保護剤を併用することで、艶を保ちながら汚れや水分の侵入を防ぐことができます。艶出しと表面保護を同時に行うことで、維持管理の効率も高まります。

 

研磨後の汚れ防止策

せっかく研磨で美しく整えた石材も、その後の管理を怠ればすぐに再び汚れてしまう可能性があります。とくに人の出入りが多い場所や外構部分では、靴底の汚れや雨水による汚染が懸念されます。そこで、研磨後は吸水防止処理や防滑処理を行い、石材を外部要因から保護することが重要です。また、日常的な清掃や水分の除去も、美しさを長持ちさせるうえで欠かせません。

 

 

株式会社ライフワークが提案する石材表面保護の取り組み

石材の表面保護には、見た目を美しく保つだけでなく、長期にわたる素材の耐久性確保という大切な役割があります。株式会社ライフワークでは、30年以上にわたって石材のメンテナンスに携わってきた経験をもとに、それぞれの石材や施工状況に応じた実践的な保護対策を提案しています。

 

AD-コートによる白華・濡れ色現象の防止

白華現象や濡れ色現象の多くは、水分が石材内部に浸透・移動することで発生します。そこで株式会社ライフワークでは、透湿性と吸水防止機能を兼ね備えた「AD-コート」を採用しています。この処理により、雨水や洗い水などの外部からの水分供給を抑えるだけでなく、内部に含まれる水酸化ナトリウムや水酸化カルシウムといった塩類の移動も防ぎます。見た目に大きな変化を与えずに、石材の内部からの変化を抑制することができます。

 

写真による診断と現地対応の使い分け

現場調査においては、コスト面にも配慮し、まずは写真による診断を基本としています。現場の状況が画像で把握できる場合は、それをもとに保護方法や作業内容の提案を行います。もちろん、症状が複雑で写真だけでは判断できないケースには、スタッフが現地に直接出向き、より詳細な診断を実施します。この柔軟な対応が、手間とコストを抑えつつも丁寧な保護作業へとつながっています。

 

長年の経験を活かした素材別の対応力

石材にはそれぞれ特有の性質があり、一律の処置では効果が得られないこともあります。株式会社ライフワークでは、これまでに多数の施工事例を経験しており、大理石、御影石、ライムストーンなど、素材ごとの最適な施工方法や保護処理を熟知しています。他社で対応が難しかった案件にも、長年蓄積した知識と技術をもとに対応してきた実績があります。

 

 

施工現場で注意すべきポイントと対応策

石材の美しさを保つには、施工段階からの配慮が欠かせません。施工方法や環境への理解が不足していると、完成直後は美しく見えても、数か月後には劣化が始まってしまうこともあります。ここでは、石材を用いた施工現場で注意すべき代表的なポイントと、それに対する対策をご紹介します。

 

新築時に想定すべき保護対策

新築の段階では、建物の構造や素材に関する情報が揃っており、保護対策を計画的に取り入れやすい状況にあります。石材を使用する場所については、設計段階で排水計画や勾配の調整を検討することで、水の滞留や吸水リスクを減らせます。また、施工後すぐに吸水防止剤を塗布することで、白華や濡れ色の予防が可能です。完成引き渡し時の状態を長く保つためにも、事前の処置が有効です。

 

既存物件での保護・再生の留意点

既存の建物や改修現場では、すでに石材表面に劣化が進んでいるケースもあります。表面の汚れや劣化の進行具合を見極めた上で、研磨や洗浄、必要に応じて補修を行い、その後に保護処理を行うのが基本です。また、過去に塗布された薬品の影響が残っている場合もあり、それらの除去も考慮する必要があります。見た目だけでなく、素材そのものの状態確認が大切です。

 

外構・共用部など場所ごとの注意点

外構や共用部は、雨風や人の往来の影響を受けやすいため、特に注意が必要です。屋外では雨水による汚れや苔の発生、交通量の多い通路では摩耗による艶の低下が起こりやすくなります。場所ごとの使用頻度や環境に応じて、防滑処理や汚れ防止処理、研磨といった対策を組み合わせることが効果的です。また、メンテナンスしやすい構造にしておくことも、長期的な保護につながります。

 

 

まとめ

石材は、その自然な風合いと重厚感によって、建物の価値を高めてくれる素材です。しかし、美しさを長く保つためには、表面の保護と日常的な管理が欠かせません。白華現象や濡れ色現象、シミや黄変など、石材に起こりうるトラブルは多岐にわたりますが、それらの多くは事前の対策や定期的なメンテナンスによって予防することが可能です。

本記事では、石材の劣化原因から保護の基本、コーティング材の選び方、研磨による再生まで、石材表面の保護に関する幅広い情報を紹介しました。中でも、透湿性を持ちながら吸水を抑えるAD-コートや、ダイヤモンドパットを用いた研磨は、自然な仕上がりと高い保護効果を両立する手法として有効です。

株式会社ライフワークでは、30年にわたる石材メンテナンスの経験を活かし、石材の種類や設置環境に応じた対策を提案しています。写真による診断と現地調査を使い分け、無駄なコストを抑えながらも丁寧な施工を心がけています。新築時の予防から既存物件の再生まで、石材の美観維持にお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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ビル管理でコスト削減したい方必見!石材トラブルを未然に防ぐ方法とは

ビルやマンションを管理する立場にあると、目に見える破損や汚れだけでなく、建物全体の美観や安全性をどう維持していくかに頭を悩ませることがあるのではないでしょうか。とくに石材を使った外装や内装部分は、時間の経過とともに劣化や変色が進みやすく、対処が遅れると修復費用が膨らむことも少なくありません。

定期的な清掃や巡回点検を行っていても、石材特有のトラブルは表面化するまで気づきにくく、管理コストの見直しを考えるうえでも見過ごせない要素です。本記事では、ビル管理におけるコスト削減を目指す方に向けて、石材にまつわる代表的なトラブルとその予防方法について具体的に紹介します。

 

 

ビル管理で見落とされがちな石材のトラブルとは

石材は高級感や重厚感を演出する建材として広く使われていますが、その美しさを長く保つには適切な管理が欠かせません。ところが、建物全体の維持管理のなかで石材部分は後回しにされやすく、トラブルが表面化してから対応を迫られるケースも少なくないようです。見た目に大きな変化が出るまで気づかれにくい点が、石材管理の難しさでもあります。

 

よくある石材の劣化や変色の事例

代表的なトラブルには、白い結晶のような粉が浮き出る白華現象(エフロレッセンス)や、表面が局所的に黒ずむ濡れ色現象があります。これらはセメントや石材中の成分が水と反応することで発生し、一度現れると徐々に広がる傾向があります。

また、大理石や御影石などでは、鉄分を含む場合に酸化によって黄色や茶色のシミが発生することもあります。こうした黄変は、外観を損なうだけでなく、放置することで石材内部まで劣化が進行することもあります。

 

トラブルが目立ちやすい箇所とその理由

エントランスや共用部の床、壁面、水回り付近の石材はとくにトラブルが発生しやすい場所です。雨や湿気の影響を受けやすいほか、人の出入りが多い場所では摩耗や汚れの蓄積も早くなります。さらに、屋外や半屋外の石材は、気温や湿度の変化にさらされるため、見た目にはわかりにくい内部の劣化も進みやすくなります。

これらの現象は、表面の汚れとして片付けられてしまうこともありますが、根本的には石材内部で化学反応や吸水が進行しているケースも多く、単なる清掃では対処しきれない問題へとつながることもあります。

 

 

石材トラブルがビル管理コストを押し上げる理由

建物全体の維持にかかるコストの中でも、石材部分の修繕や清掃は見過ごされがちです。しかし、石材の劣化や汚れを放置すると、見た目の問題だけでなく、将来的に大規模な修復工事が必要となり、結果としてコストが大きく膨らむ要因になります。実際には、日々の管理のなかで早期に兆候を見極めることが、長期的なコスト削減につながります。

 

定期清掃だけでは対応できない問題

定期清掃は表面的な汚れの除去には有効ですが、石材特有の変色や化学反応によるシミには対応が難しい場合があります。たとえば、白華現象や濡れ色現象は、内部で起きている吸水や塩分の移動が原因となるため、単なる洗浄では解決できません。

また、錆や黄変などの症状は、石材の成分と外的要因(湿気・雨水など)が複雑に関係して起こるため、適切な技術を持つ専門業者による診断と処置が必要です。定期的な表面清掃に頼るだけでは、こうしたトラブルを未然に防ぐことは難しく、結果として修復作業が後手に回ってしまいます。

 

放置による修復費用の増加リスク

一見すると軽微な変色やシミも、放置することで範囲が広がり、石材の深部にまで汚染や劣化が進行するケースがあります。こうなると、簡単な処理では改善できず、研磨や張り替えといった工事が必要になることもあります。

たとえば、大理石の艶が失われた場合、研磨によって元の光沢を取り戻すことができますが、ダメージが大きければ複数回にわたる作業が必要になり、その分費用もかかります。また、汚れが深く入り込んだ場合は、特殊な薬剤による洗浄や吸水防止剤の施工も必要になり、単価が上がる傾向があります。

早い段階で専門的な判断を仰ぎ、適切な対処をすることが、トラブルを最小限にとどめ、結果的にビル管理コストを抑えることにつながります。

 

 

白華現象や濡れ色現象の原因と対策

石材に関するトラブルの中でも、白華現象や濡れ色現象は特に目につきやすく、ビルの外観や共用部の印象に大きく影響を及ぼします。これらは見た目だけでなく、建材としての耐久性にも関わることがあるため、適切な知識と対策が求められます。

 

セメント由来の塩類が影響する仕組み

白華現象(エフロレッセンス)は、石材や目地の中に含まれる可溶性塩類(主に水酸化カルシウムや水酸化ナトリウムなど)が、水分とともに表面に移動し、空気中の炭酸ガスと反応して白い粉状の結晶を作ることで発生します。特にセメントで貼り付けた石材に多く見られ、乾燥しやすい冬場に症状が目立つ傾向があります。

一方、濡れ色現象はこの白華現象の前段階で、水分に溶けた塩類が石材内部にとどまり、完全に乾燥しないままゲル化して、表面に黒っぽいシミのような影響を残す状態です。これらの現象は自然に消えることが少なく、時間の経過とともに悪化していくこともあるため注意が必要です。

 

再発を防ぐための保護対策

これらの現象を防ぐには、発生要因である水分の移動を抑えることが重要です。具体的には、吸水を防止するための処理として、浸透性のある保護剤を石材に施す方法があります。たとえば、AD-コートのような材料は、石材の表面に吸水防止層を形成しながらも透湿性を保つことで、内部の水分を外に逃がしつつ、新たな水分の侵入を防ぎます。

このような保護処理は、白華や濡れ色現象の進行を抑えると同時に、石材の見た目を長く保つ効果もあります。新築時やメンテナンスのタイミングで適切な処置を行うことで、長期的に安定した外観と品質を維持することができます。

 

 

滑りやすい石材床の安全対策

石材床は高級感のある美しい仕上がりが魅力ですが、雨水や汚れがたまりやすい屋外や共用部分では、滑りやすくなることがあり、事故のリスクにつながります。安全性の確保はビル管理の中でも重要な項目であり、適切な対策を講じることで、転倒事故の予防や苦情対応にかかるコストも軽減できます。

 

防滑処理の原理と施工方法

石材の表面に微細な凹凸を施すことで、摩擦を高めて滑りにくくする方法が「防滑処理」です。この処理では、石材の表面に特定の薬剤を使用して細かい反応を起こさせ、目にはほとんど見えない程度の凹凸を形成します。

処理後も見た目の印象はほとんど変わらず、美観を損なわない点が特徴です。また、防滑処理は一度施すことで長期間効果が持続するため、日常清掃では補いきれない安全対策として有効です。

 

見た目を保ちながら滑りにくくする工夫

防滑処理というと、表面がザラザラになるイメージを持たれることがありますが、実際の施工では素材や利用場所に合わせた調整が行われます。たとえば、光沢のある石材でも、薬剤の選定や反応時間を調整することで、見た目をほとんど変えることなく滑り止め効果を得ることが可能です。

さらに、日常的に樹液や泥汚れが蓄積しやすい場所では、防滑処理に加えて定期的な清掃やコーティングを併用することで、効果をより長く保つことができます。安全性を高めながら石材本来の美しさを維持できる点は、ビルの管理や運営においても大きなメリットといえるでしょう。

 

 

美観と耐久性を保つための定期メンテナンス

石材は天然素材であるため、環境の影響を受けやすく、日常的な摩耗や汚れの蓄積、雨水による化学反応などで徐々に劣化していきます。ビルやマンションの共用部などに使用されることが多い石材は、建物の印象に直結する部分でもあるため、定期的なメンテナンスが美観と耐久性を保つうえで欠かせません。

 

大理石研磨の必要性と安全な研磨方法

大理石の表面は時間とともに光沢を失い、くすんだ印象になっていきます。こうした状態では、建物全体の清潔感が損なわれ、管理状況に対する評価にも影響を及ぼしかねません。光沢を取り戻すためには、表面を物理的に磨き直す「研磨」が必要です。

一般的に行われている安全な研磨方法では、ダイヤモンドパットをポリッシャーに装填し、水を使用しながら研磨します。発生する汚水はバキュームクリーナーで吸引・回収しながら進めるため、周囲を汚す心配がなく、現場の環境にも配慮した施工が可能です。この工法は薬品による化学反応を利用せず、石材へのダメージを最小限に抑えられる点が特徴です。

 

汚れ・シミ・苔の除去と再発防止策

屋外の石材では、鉄分の酸化による錆や、湿度の高い環境で発生する苔、また目地から染み出す成分による黄変など、さまざまな種類の汚れが見られます。これらは一度発生すると見た目だけでなく、石材の強度や構造に影響することもあるため、早めの対応が重要です。

対処には、特殊な洗浄剤を使用して汚れを除去したうえで、吸水防止剤や保護コーティングを施し、再発を防ぐことが効果的です。特に吸水防止処理は、石材内部への水分の侵入を抑えることで、白華現象や濡れ色現象の予防にもつながります。

定期的なメンテナンスにより、石材を本来の美しさと機能性を保った状態で維持することができ、将来的な修復費用を抑えるうえでも大切な取り組みといえます。

 

 

石材トラブルを防いでコスト削減を実現するには

建物の石材部分に関するトラブルは、気づかぬうちに進行し、対応が後手に回ることで修繕コストが増加しがちです。こうした無駄な出費を防ぐには、日々の点検と早期対応の体制を整えることが鍵となります。予防的な管理を意識することで、結果的に長期的なコスト削減につながります。

 

早期対応と点検体制の整備

定期的な巡回や清掃では気づきにくい変化も、専門的な目で見れば早期に異変を察知できることがあります。たとえば、濡れ色現象のように石材内部で進行する変化は、見た目の違和感としてわずかに表れる程度ですが、こうした初期兆候を逃さないためにも、専門知識をもったスタッフによる点検体制を整えることが重要です。

また、白華現象やシミが出やすい場所はある程度パターン化されているため、重点的に観察すべきポイントを事前に把握しておくと、管理がしやすくなります。外装・床材・目地まわりなどは特に注意が必要な箇所といえるでしょう。

 

写真による遠隔診断の活用とメリット

コストを抑えながら効率よく点検を進めたい場合には、現地調査の前に写真で状態を確認する「遠隔診断」の活用も有効です。石材の変色や汚れは画像でもある程度の判別が可能なため、施工の必要性を事前に見極めることができます。

この方法であれば、現地調査にかかる移動時間や人件費を削減でき、必要な場合だけ現場に対応スタッフを派遣するなど、柔軟な対応が可能になります。写真診断によって事前に適切な処置を判断できれば、余計な施工や資材の手配も避けられ、結果として費用対効果の高い管理が実現できます。

日頃から小さなサインに目を向け、適切なタイミングでの対応を行うことが、石材トラブルを抑えながらビル管理におけるコスト削減につながるポイントです。

 

 

株式会社ライフワークができること

石材に関するトラブルは、一般的な清掃業務では解決が難しいケースも多く、専門的な技術と経験が求められます。株式会社ライフワークは、石材メンテナンスに30年取り組んできた実績を活かし、さまざまな問題に対して丁寧かつ的確に対応しています。現地調査はもちろん、事前に写真での確認にも対応するなど、状況に応じた柔軟な対応を行っています。

 

白華や濡れ色など専門的な症状への対応実績

たとえば、白華現象や濡れ色現象、黄変、シールからの染み出しなど、一見すると原因がわかりにくい石材の変色についても、長年培ってきた知識と経験から、的確な原因特定と処置を行っています。症状に応じて洗浄、研磨、防水処理などを組み合わせることで、再発リスクを抑えつつ、石材本来の美しさを取り戻すことが可能です。

他社で対応が難しいとされた案件でも、株式会社ライフワークでは根本原因を調査し、改善につなげた事例があります。素材に応じた処置の選定や、表面だけでなく内部の状態まで考慮した対応が評価されています。

 

AD-コートによる保護と維持管理の提案

再発防止のためには、処置後の保護も重要です。株式会社ライフワークでは、浸透性吸水防止剤「AD-コート」を活用した保護処理を推奨しています。このコーティング剤は、石材の通気性を保ちながら、雨水や洗浄水などの水分の供給を極力抑えることで、白華や濡れ色の発生を防ぎます。

AD-コートの特徴としては、吸水防止層の下にある水分の移動も抑制し、内部に含まれる塩類が表面に出てくるのを防ぐ効果があります。また、内部に残った水分は透湿性によって自然に蒸散し、石材内部の状態を安定させる点もポイントです。

こうした施工により、石材の長寿命化とともに、メンテナンスコストの削減にもつながります。見た目だけでなく、構造面まで考慮した維持管理ができるのは、専門業者としての知見と経験があるからこそです。

 

 

まとめ

ビルやマンションの管理において、石材の美観や安全性を保つことは、入居者や利用者に対する印象を大きく左右します。しかし、石材のトラブルは表面化するまで気づかれにくく、対応が遅れることで補修や改修にかかる費用が膨らんでしまうこともあります。

白華現象や濡れ色現象、滑りやすい床材の問題、経年によるくすみやシミの発生などは、早期に対策を講じることで未然に防ぐことが可能です。防滑処理や吸水防止剤の活用、定期的な研磨や洗浄といったメンテナンスを継続することで、石材本来の美しさと機能を維持し、長期的なコスト削減にもつながります。

株式会社ライフワークでは、石材の状態に応じた最適な施工方法を選び、写真による簡易診断から現地での丁寧な調査、必要に応じた施工まで柔軟に対応しています。石材の維持管理に不安を感じている方や、今後のメンテナンス計画に課題をお持ちの方は、まず一度ご相談ください。

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